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2013/01/13

60歳からが人生で一番幸せなときか

何かに強いられた60年

死が見える60歳を過ぎたとき、余生の短さに人生の悲哀を感じたが、何故か心が安定しているのが不思議だ。

振り返れば、子供時代は親や学校に従い。自我が出始めた高校時代はクラブ活動はするものと柔道部での辛い練習をしつつ、大学は行くものと受験に向けての勉学

やっと自由が得られたかと思いきや、大学時代も勉学と国家試験の詰め込み暗記。仕事をし始めてこれで自由かと思ったものの、組織というものに馴染もうとし、私生活では結婚をし、子どもが生まれ、社会的責任を感じつつ、その中でも自己実現のために邁進した。

経済的安定を目指しつつ、後継者の育成に挑戦もした。振り返れば、60歳までの人生は、何かに強いられて生きて来た。

強いられることのない20年、老後こそ人生そのものか


子どもも独立し、仕事へのスタンスも成熟段階、夫婦も子育てという大きなハードルを超えたとき。考えれば、いまは強いられた目標も責務も少ない時期なのだろう。

ここ3年ほどは、休日には、魚釣り、サイクリング、露天風呂、サウナ、手打ちうどんや昆布と鰹節からの本格出汁作り、くさや汁を作ったり、糠味噌にも挑戦している。

仕事へのストレスも少なくなり、家族への義務も減り、時間的余裕も生まれ、自分自身を見つめる時間的余裕が生まれた、60歳から70歳まで、80歳まで、それが人生で一番エンジョイできるときと、実感し始めた。

健康のためというより、楽しく生きるために運動をし、映画や音楽で感動し、学習で達成感を感じるときが来たような感がする。


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